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頸部動脈閉塞性病変の病態と治療

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頸部動脈閉塞性病変の病態と治療
山根冠児
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ページ数:91P
販売価格:\5,400(税込)
  冊 

内容紹介

本邦においても食生活の欧米化により、近年動脈性硬化性病変による虚血性心疾患と脳卒中は、欧米なみに著明な増加をみている。
今後も高齢化が進んでくることからさらに増加が予想される。脳卒中に関しては、脳梗塞の原因となる頸部動脈の閉塞性病変、特に頸動脈、ならびに椎骨動脈の狭窄性病変がますます注目されるようになってきている。
本来、頸動脈ならびに椎骨動脈は、心臓血管外科の分野から考えると、末梢血管の範疇に入るが、これらの動脈に関しては、脳循環に深く関わる主要な動脈であること、狭窄あるいは閉塞によりしばしば重篤な症状をきたすことから、四肢の末梢血管に比べより重要な動脈系と考えられる。さらに、この2つの血管系の脳循環の複雑な仕組みを十分理解しておかないと正確な診断と確実な治療ができないし、治療により重大な合併症を惹起する可能性があることに留意しなくてはならない。
特に頸動脈の狭窄性病変に対する内膜剥離術(CEA)は、国際的なstudyであるNASCETおよびACASから、70%以上の症候性内頸動脈狭窄、また60%以上の無症候性狭窄に対して内科的治療に比べて有意に成績がよかったと報告されて以来、欧米いおいて飛躍的に手術件数が増加している。 本邦においても、頸動脈の狭窄性病変はartery to artery embolismを起こすことが認識され、脳虚血の主要な責任病巣としての重要性が脚光を浴びるようになったことからも、CEAがますます重要な手術として位置づけられ手術件数も増加してきている。頸動脈ならびに椎骨動脈の外科は手術合併症を起こすときわめて重篤な状態になる可能性があり、十分なる術前の対処ちお1例ずつの慎重な手術適応によって確実で安全な治療を行うことが重要である。
 本書に置いては、この頸動脈ならびに頸部椎骨動脈の閉塞性病変に対する、診断法ならびに外科的治療を著者らが20数年来取り組んできた自験例を中心とし写真、シェーマをできるだけを多く取り入れて平易に解説してある。
これまで本邦においてこの部に焦点を当て集中的に解説した学術書は少なく、これからこの領域に取り組みたいとする脳神経外科専門医、または、これから専門医試験を受けようとする先生方、神経内科医、救急医療に携わる先生方の手助けになると確信している。

目次

1、内頸動脈狭窄 2、内頸動脈閉塞 3、その他の頸動脈疾患 4、外傷性頸動脈損傷 5、先天異常 6、椎骨動脈の外科 7、鎖骨下動脈の外科治療 
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